野尻 千明

Webサイトやパンフレット、DM、ブース装飾など、さまざまな媒体のデザインの制作を担当しています。また、制作チームのリーダーとして、案件ごとにメンバーを割り振ったり、進行状況を管理したりと、チーム全体の動きを見る役割も担っています。
製作している最中は目の前の業務に集中していて、あっという間に納品まで進んでいることほとんど。案件が無事に終わってしばらく経ち、制作物の実績をまとめているときに「あの仕事は面白かったな」「このデザインはうまくできたな」と振り返る瞬間があります。そこでやりがいを感じますし、次の仕事へのモチベーションにもなっています。

製作チームのメンバーがつくったデザインに対してフィードバックを行う際は、そのデザインの意図を丁寧に聞くようにしています。どういう考えでこのレイアウトにしたのか、なぜこの色を選んだのか。一方的に意見を押し付けるのではなく、対話を通してお互いに納得できる改善案を考えていく、そのような姿勢を大事にしています。
デザインは、つくるほどに自然と効率的に手を進められるようになっていくもの。そのうえで、デザイナーとしてさらに成長するには、自主的な勉強やトレンドをチェックするなど、自分のなかの引き出しを増やす努力が欠かせません。とはいえ、個人の裁量に任せるばかりではチームがあることの良さを生かせませんし、今後はメンバーそれぞれが得た学びを共有する場をつくっていきたいと考えています。

今後は、デザイン制作で自分にできることの幅をもっと広げていきたいと考えています。例えば、これまでは外部の素材を使っていたイラストも、自分でイチから製作する方法に挑戦中。表現の自由度が増すことで、デザインのクオリティ向上に繋がるはずです。また、案件の打ち合わせ段階からお客様と関わる機会も増やしたいと考えています。ディレクターと一緒にヒアリングに参加することで、お客様のご要望を直接聞けるのは大きなメリットです。お客様とのすれ違いを減らし、より的確なデザインを提案していきたいですね。こうした一つひとつ経験を積み重ねていき、自分の成長がチームやお客様に貢献できるよう、これからも努力を続けていきたいです。